喜ばざる状況だから修理後には喜んで頂きたい。
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実際の修理の事例です。
[ トヨタ プリウス 後部損傷修理事例 ]
平成23年式 トヨタ プリウス(ZVW30)
ボディーカラー:シルバーメタリック(1F7)
自動車同士の事故で左側面衝突による損傷です。
リヤバンパーが捥(も)げた状態で入庫です。
この車両の左側面から衝突され、その勢いのまま右側面を壁に衝突したそうです。
避けようがなさそうです・・・
相手車両と壁に挟まれ、内側の内板骨格部品への損傷も一見して分かります。
トランク内(リヤフロア)も縮んでいます。(↑・↓)
左右のリヤホイールにも今回の事故と思われる擦傷痕(さっしょうこん)が確認出来たので事前に最新の四輪アライメントテスタ『 V3D3 ARAGO ULTRA(アラゴウルトラ) 』にて測定します。(↓)
その結果、リヤの足廻りにも著しい損傷が確認できました。こちらも整備していきます。
では、車体整備開始です。レッツライド!!
まずは、アライニングです。
車両が受けているダメージを想像しながら、取り替える部品を直ぐには取り外さず、取り替える部品が元の位置にまで戻ってくる様に測定と修正を繰り返していきます。これを「アライニング(粗出し)」といいます。アライニングする際、修正する部位の順番、引き加減、引き方等、様々なアプローチをして直していきます。
左右のクォーターパネル(リヤフェンダ)のアライニングを終えるとクォーターパネルをやボディーロアバックパネル取り外します。
取り外された、左クォーターパネルとボディーロアバックパネル。(↑)
同じく、取り外された右クォータパネル。(↑)
一般的にはなかなか見ない状態ですネ。
左右のホイールハウスもダメージを負って変形しています。(↑)
リヤフロアにも変形が確認出来ます。(↑)
ホイールハウスもアライニング。(↑)
アライニングを完了し、それぞれの内板骨格部品を形成して、新しいクォーターパネルやボディーロアバックパネルを超高張力鋼板対応のスポット溶接機『 MULTI ALPHAⅢ 』により溶着させていきます。(↓)
溶着を完成させ、切り継ぎした箇所をを板金して下処理した後、塗装工程に入ります。
まずはトランク内から。
ここでは塗装前に、シーリング(防水)、アンダーコート(防水・防音・防錆)、防錆ワックス、発泡ウレタン(防音)等、様々な副資材を使用して、普段は見えないそれぞれの部位に必要な機能を回復させる大切な作業が施工されます。
そして、副資材を使用した下処理を終えると、数種類の塗料を『 調色(ちょうしょく) 』して、オリジナルに近づけるように数回に分けて塗装します。
今回、バックドアパネルは先に内側を塗装します。(↓)
そして、最高級イタリア製塗装ブース『SAIMA(サイマ)』内で外板パネルを塗装していきます。
そして、塗装を終えてから、作業前に確認して分かった足廻りの整備をしていきます。
リヤアクスルビームが弓なりに変形していました。
このアクスルビームの両端にホイールが取り付きます。
そして、リヤの両ホイールも取り替えます。
足廻りの部品を取り替えた後、改めて最新の四輪アライメントテスタ『V3D3 ARAGO ULTRA(アラゴウルトラ)』にて測定し、四輪それぞれに設定されている全てのホイール角度をトヨタさんの指定する基準値内となるよう、アライメント(調整)と試乗を繰り返していきます。
新しい部品を組む付け、ダメージを負っていない部品を組み付けて完成です。
キレイに出来上がりました。(ホイールキャップを付け忘れました・・・)
今回の修理代は 技術料421,817円 部品・材料代583,317円 封印再封印代9,450
合計1,014,584円 となりました。整備期間は10日間 でした。
担当者 フロント/山田高宏 板金/野田匡也 塗装/椎野明彦・松浦雅樹 整備/小林哲也
ではもう一度、BEFORE → AFTER
― iwatabankin information ―
「函南町・三島市・熱海市・伊東市・伊豆の国市・伊豆市・沼津市・清水町 にお住まいの方で事故による愛車のキズ凹み(へこみ)板金塗装修理は是非(セカンドオピニオンとしてでも構いませんので)岩田鈑金にお気軽にご相談下さい。お問い合わせメールに画像を添付していただき、車検証に記載されている型式指定番号・類別区分番号、ボディーに貼り付けてあるコーションプレートから(貼り付け位置が分からなければお問い合わせ下さい)カラー番号の情報をお伝えいただければより詳細なお見積りが可能です。(お客様のお名前、車台番号は不要です)」