喜ばざる状況だから修理後には喜んで頂きたい。
繊細な感覚とテクニックでスペシャリストが対応します。
実際の修理の事例です。
[ニッサン セレナ 後方部修理事例]
平成28年式 NISSAN SERENA(GC27)
ボディーカラー: ブリリアントホワイトパール(QAB/3CP)
後方をぶつけてしまった自損事故の修理事例です。
死角となりがちでよくぶつけてしまう位置ですね
「リヤバンパー」が著しく変形したうえに下からのぞき込むと「バックパネル」と「リヤ
フロア」まで変形しているのが確認できます。
早速、車体整備の開始。
「リヤバンパ」を外してみると・・・
「バックパネル」と「リヤフロア」の損傷がよく分かります。
内側まで変形しています。
このままにしておけば「防水シーリング」も割れてしまい、室内への水漏れや錆の
原因になりそうです。
まずは、「バックパネル」と「リヤフロア」を鈑金にて修復。
「防水シーリング」「防錆ワックス」を塗布してから、
ご予算の関係で簡単に内板塗装。
次に「リヤバンパー」の修理。
この「リヤバンパー」は新品塗装済みで51,700円(税別)で販売されています。
「バンパー」に代表されるプラスチック製の部品は塗装がされた状態で販売され
ていることが多く、メーカーで大量生産しているので補修塗装するより交換した
方が安い場合があります。
今回はご予算の関係で修理を選択しました。
ただ・・・すっごく大変
変形した「バンパー」をヒーター等で炙ってなるべく元の形に復元していきますが、
こちらの「バンパー」はエアロ調の複雑な成形となっているので、面やラインを
一つ一つ元の形に整形していきます。
写真だけではうまく伝わりませんが、整形したラインや面は10箇所程。
一箇所の整形作業では、①パテを塗布②乾燥③研磨を2回から3回行います。
ライン成形のない簡単な形の「バンパー」であれば1面の整形だけで終える作業を
10回も繰り返したことになります。
塗装ブース『 SAIMA(サイマ)』内の清潔な環境の中で外板塗装をしていきます。
Before After。
キレイな造形。
今回の修理代は 技術料100,120円 部品・材料代15,920円 合計116,040円(税別)と
なりました。「リヤバンパ」のみの修理代は4万円程です。修理期間は3日間。
修理期間は3日間。
担当者 フロント/水上・鈑金/野田・塗装/松浦