喜ばざる状況だから修理後には喜んで頂きたい。
繊細な感覚とテクニックでスペシャリストが対応します。
実際の修理の事例です。
[ ホンダ フィット 前方部修理事例 ]
平成30年式 HONDA Fit(GP7)
ボディーカラー:ルナシルバーメタリック(NH830M/メタリック)
追突事故による前部損傷事故です。
損傷の著しい「フロントバンパ」だけではなく「ボンネット」や「フロントフェンダ」
にも損傷が確認できます。
では、早速車体整備の開始。
まずは「外板パネル」を分解して「内板骨格」部位に及んだ損傷を確認します。
部品が取り付いている状態では分からない内部に及んだ損傷が著しくなるのも
現代の自動車構造の特徴です。
作業方法や必要な部品を注文して、まずはアライニング(荒出し)から。
メーカーの公表している寸法図にある寸法値に損傷部位が戻ってくるように修正します。
ここでは事故による損傷で変形した部品の内、溶接されている部品は溶接を剥がして
取り外すことなくそのまま引っ張ります。
こうすることで見た目だけでは分からない車体全体に及んだ損傷を修正することに
なります。
今回の事故では幸いにも「バルクヘッド(ラジエータサポート)」に及んだ損傷は
軽度なもので修正のみで済みました。
普段は「フロントバンパー」の裏側にあって見えない「フロントバンパビーム(リイ
ンホースメント)」に損傷があったためこちらは交換します。
塗装されていない鋼板部品なのでこちらを塗装。
「内板骨格」部位は完成。
次に「外板パネル」の修理。
「ボンネット」は鈑金した後、薄っすら凹んだ部分をパテにより元の形に整形修理。
「フロントフェンダ」の左側には今回の事故で「フロントバンパー」と「ヘッドランプ」
によって押し込まれることで付いた傷を修理します。
この「フロントフェンダ」もそうですが、「ボンネット」や「フロントドア」との
立て付けを調整する「 チリ合せ 」塗装前に施工します。
この「 チリ合せ 」は「外板パネル」の土台となる内板骨格部位の修理がしっかり
できているかが大変重要となります。
「外板パネル」を塗装ブース「 SAIMA(サイマ) 」内で塗装します。
「フロントフェンダ」の小さな傷もしっかり塗装。
部品を交換して完成。
いつもの、Before After。
今回の修理代は 技術料126,015円 部品・材料代108,540円 合計円234,555(税別)と
なりました。
担当者 フロント/山田・鈑金/渡立・塗装/山本、松浦