喜ばざる状況だから修理後には喜んで頂きたい。
繊細な感覚とテクニックでスペシャリストが対応します。
実際の修理の事例です。
[ スズキ ハスラー 後部側面修理事例 ]
平成年式 SUZUKI HUSTLER(MR41S)
ボディーカラー:ブルーイッシュブラックパール(ZJ3/2CP)
単独事故による後部側面の損傷です。
壁にぶつかってしまった損傷です。
その損傷は一見分かりませんね。
もう少しアップで。
「リヤドア」の損傷。
「クォーターパネル(リヤフェンダ)」の損傷。
広く大きく変形しています。
キズの状態をみるとコンクリートブロックの様な材質の壁にぶつけた特徴的なキズです。
「フューエルインレットリッド(ガソリンの蓋」)の内側まで凹んでいました。
「クォーターパネル」の上部にも損傷を確認。
では、早速車体整備の開始。
「クォーターパネル」は難易度の高い変形でしたが、鈑金修理としました。
「クォーターパネル」の様な溶接により車体と一体となっている部品は車体強度の
事を考えると交換しない方が良い場合もあります。
変形した鋼板を引き出し「 パネルテンショナー 」や数種類の「パテ」により元の形
に整形していきます。
「リヤドア」や「フューエルインレットリッド」も同様に修理。
変形していた「クォーターパネル」の内側を修理してから「シーリング(防水材)」
を施工して・・・
先に内側だけ塗装しておきます。
「パテ」により整形が完了したら防錆・防水の効果のある「サーフェーサ」を吹き付けて下処理は完了です。
塗装ブース『 SAIMA(サイマ)』内の清潔な環境の中で外板塗装をしていきます。
グレーで塗装されている部分がキズを修理した範囲なのでなかなかの広範囲修理でした。
色が変わらないように「フューエルインレットリッド」を取り付けた状態で塗装します。
「ルーフサイド」の途中で「ぼかし塗装」をすると将来的に「塗装際(とそうぎわ)」が
出るので「ルーフサイド」を前まで全て塗装します。
部品を交換をして完成。
ちょっと分かりにくいけど・・・いつもの Before After。
今回の修理代は 技術料65,390円 部品・材料代40,030円 合計105,420円(税別)と
なりました。
担当者 フロント/山田・鈑金/薬師寺・塗装/椎野、相原