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岩田自動車鈑金工業からのお知らせ
函南東中学校に続き、翌日から函南中学校の生徒さん6名をお預かりして職場体験学習です。
【職場体験学習1日目(5/21)】
まずは、朝礼から。
一人ひとりがしっかりとした自己紹介ができました。
なんと、今年は女生徒が一名参加です!!
朝礼が終わり、早速、洗車・室内清掃の学習。
ここで、当社のスタッフがお客様のお車をどのような気持ちで扱っているのか、納車時にお客様にどう感じてもらいたいのかを伝えます。
これは、これから学習で使用する実習車両をお客様のお車と見立てて扱う上でも重要なポイントとなります。
洗車・室内清掃の学習が終わり、実習車を使って実際の鈑金塗装修理を体験してもらいます。
まずは、大ハンマーを使って自分たちで、車両を凹ませ、この凹ませた個所を最後まで責任を持って直していきます。
凹ませた個所を直すために必要な部品のを分解します。
次に、鈑金作業。
凹ませた個所をスタッドにより、表面から凹みを引き出します。
なかなか様になってます。
鈑金で鋼板をある程度、平らになったところで、パテを塗布します。
パテを塗布して乾燥したら研磨していきます。
本日はここまで。
明日はパテの研磨作業の続きから。
【職場体験学習2日目(5/22)】
本日は昨日のパテの研磨作業の続きからスタートです。
2日目は濃厚な1日となります。
昨日は「鈑金パテ」と呼ばれる厚く塗布できるパテを使用しましたが、本日は「ポリパテ」と呼ばれる仕上げで使用するパテを塗布して研磨します。
この辺りから、1mm以下の高低差を手の感覚で感じて平らにする作業となってきます。
パテの研磨が終わり、防水・防錆材のサフェーサを塗布します。
サフェーサはプレーガンで塗布するため、パテが塗布されていない場所をマスキング(養生)します。
このマスキングとスプレーガンを使ったサフェーサの塗布作業は明日の塗装作業の練習にもなります。
このマスキングは空気が入り込んでしまうと、塗料が飛んでしまうので、空気の流れを想像しながら、それぞれの場所によっても工夫が必要な作業です。
マスキングを終え、スプレーガンでサフェーサを塗布。
サフェーサは乾燥に時間が掛るためここでお昼休み。
お昼休み明けに乾燥したサフェーサを研磨します。
塗装前の下処理で終始必要な「研磨」作業は地味で根気のいる工程ですが、ここの仕上がりが最終的な修理の仕上がりの善し悪しに大きく影響します。
大変なサフェーサの研磨作業、塗装前の「足付け」作業を終え、塗装前のマスキングを車体全体にしていきます。
絶対に塗料を飛ばしてはいけない個所と塗装する箇所の『塗装際(とそうぎわ)』には、非常に難易度の高い精密さを要求されます。
マスキングの合間で左右それぞれのグループに分かれ、自分達で決めたオリジナルカラーを『調色』します。
で、できあがった色。思い通りの色でしょうか?
濃厚な2日目はここまで。
明日はいよいよ朝一番から塗装作業です。
【職場体験学習最終日(5/23)】
職場体験学習も3日目、最終日です。
予定通り朝一番からから塗装ブース内に車両を移動して、残りのマスキングをしたあと、昨日 調色した塗料を左右それぞれに塗装していきます。
右側の塗装。メタリックの青系の色です。
グレーのサフェーサの色が分らなくなるように塗装します。
左側の塗装。ソリッドの黄色です。黄色は低隠ぺい性といって染まりにくい特性があり、下地に白い塗料を塗装します。
左右それぞれのグループが、どんどん染めていきます。
そして、仕上げのクリアー塗装。
で、塗装完成。
なかなかの光沢です。
塗装を乾燥させ、次は磨き作業です。
塗装した面に着いてしまったゴミ(ブツ)を研磨により取り除き、塗装肌を整え、光沢を出します。
磨き作業を終え、初日に分解した部品を外した時の記憶を頼りに組み付けます。
機能を回復させ、ネジ一つ余らせてはいけない作業行程です。
左右それぞれのグループが無事 元通りに完成。
全てのカリキュラムを終え、終礼。
終礼の際、生徒さん達からいただいた一言で印象的だったのは、この職場体験学習で少しだけ『社会』に触れたことで、「自分のお父さんやお母さんが仕事でどれだけ大変な思いをしているか分かった」という言葉でした。
この学習で生徒さん達に「当社の仕事がどんなものか知ってもらえればいいな」位のつもりが、お父さんやお母さんへの感謝に繋がったのは非常に喜ばしい事でした。
その素直な気持ちをいつまでも大切にして、数年後は立派な社会人になって下さい。
また、当社にとっても良いお客さんになって戻ってきて下さい。社員としてでも大歓迎です。お父さんお母さんにくれぐれも宜しくお伝え下さい。
3日間、慣れない仕事で大変でしたが、全員が最後まで集中して頑張れたと思います。
鈴木拓海君、高村洸大君、岩城史享君、榎本龍馬君、長澤輝君、桜田明日香さん、
本当にお疲れさまでした。